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第29回 母子健康協会シンポジウム |
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親と一緒に子育てを |
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日 時:
場 所:
座 長:
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平成21年1月29日(木)
午後2時〜5時
アルカデイア市ヶ谷(私学会館)
千代田区九段北4ー2ー25
前川 喜平先生 |
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(1) |
「コミュニケーション保育の実践」
山田 雅井先生(私塾まきば代表)
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(2) |
「発育に寄り添う保育」
小林 正稔先生
(神奈川県立保健福祉大学大学院保健福祉学部教授)
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(3) |
「子どもが育つコミュニケーション」
前川 喜平先生(慈恵医科大学名誉教授)
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前川 皆さん、こんにちは。短時間ですけれども、皆様と一緒に勉強したいと思います。
人間の祖先が類人猿というのはご存じですね。いまから約600万年前、チンパンジーから人間が分かれました。現在の人類の祖先のホモサピエンスがあらわれて20万年前です。現在、類人猿の仲間で地球で繁栄しているのは人類だけです。その秘訣は何かと言うと、人間だけがお互いに支え合って共同作業をするからです。
その共同作業の基本が、非言語的あるいは言葉によるコミュニケーションです。インターネットとかケータイとか、生活様式が著しく変わって来たのがここニ、三十年です。皆様は生活が変わったことが、人間そのものは進歩したと錯覚していませんか? 人間の脳そのものは、本当は変わっていないのです。ですから、いまこそお互いに支え合ってコミュニケションをとらなければいけないのだと思います。
子どもは「ふれあい」により育つと言われています。大人、子ども同士でのふれあいによって子どもが育つ最も大切な場所が保育園であり幼稚園なのです。今日はそういう意味で、「親と一緒に子育てをー子どもが育つコミュニケーション」というテーマを取り上げました。
本日お話しする3人の先生方は、ご自分のいままでの思いで理想的なことをお話しいただきます。その話を聞いて、皆様は、「うちの園ではダメだ、できない」とかではなくて、肯定的(ポジティブ)にそれをとらえていただいて、ぜひ、どんなことでもいいですから、できることがあったらそれをやっていただいて、子どもが育つ保育につなげて戴くことを願っております。
それでは、最初の山田雅井先生です。保育者は子どもや保護者にどのように接したらよいか、親と一緒に子どもを育てる原点、保育の原点について、これからお話をいただきます。山田先生は、学校法人「ステパノ学園・幼稚部」勤務で、私塾「まきば」代表で、理想的な保育を行っている方です。
では、先生、よろしくお願いします。
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