母子健康協会 > ふたば > No.68/2004 > 子どもの病気にステロイドを使うといわれたとき > 5 どのような病気にステロイド薬をもちいるか
子どもの病気にステロイドを使うといわれたとき
山口大学医学部生殖・発達・感染医科学講座 小児科学教授 古川 漸



5 どのような病気にステロイド薬をもちいるか


 ステロイド薬による治療で、多量のステロイド薬を長期間用いるほど、副作用も増加します。したがって、その病気にステロイド薬が必要かどうか、必要である場合にはステロイド薬の種類、用いる量と期間について、慎重に決める必要があります。子どもでどの程度の量を用いるかは、体重または体表面積を参考にして決めます。
 ステロイド薬はさまざまな効果を持っているので、一般的な治療ではなおりにくい多くの病気に使われています。子どもでステロイド薬が必要になる病気は、内分泌の病気、ショック、膠原病、アレルギー性の病気、呼吸器の病気、腎臓の病気、消化器の病気、血液の病気、神経・筋肉の病気などです(表1)。
(表1)



母子健康協会 > ふたば > No.68/2004 > 子どもの病気にステロイドを使うといわれたとき > 5 どのような病気にステロイド薬をもちいるか
事業内容のご紹介 協会の概要活動の概要設立の経緯協会のあゆみ健康優良幼児表彰の歴史
最近の活動のご紹介
小児医学研究への助成 機関誌「ふたば」の発行シンポジウムの開催 Link:Glico