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子どもの病気にステロイドを使うといわれたとき |
山口大学医学部生殖・発達・感染医科学講座 小児科学教授 古川 漸 |
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5 どのような病気にステロイド薬をもちいるか |
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ステロイド薬による治療で、多量のステロイド薬を長期間用いるほど、副作用も増加します。したがって、その病気にステロイド薬が必要かどうか、必要である場合にはステロイド薬の種類、用いる量と期間について、慎重に決める必要があります。子どもでどの程度の量を用いるかは、体重または体表面積を参考にして決めます。
ステロイド薬はさまざまな効果を持っているので、一般的な治療ではなおりにくい多くの病気に使われています。子どもでステロイド薬が必要になる病気は、内分泌の病気、ショック、膠原病、アレルギー性の病気、呼吸器の病気、腎臓の病気、消化器の病気、血液の病気、神経・筋肉の病気などです(表1)。 |
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