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特集 小さな挑戦者たち−木更津社会館保育園− |
「それ行け龍馬!社会館だ」
平成20年度卒園児の母親 山口広美さん |
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社会館に入る前の龍馬はとても元気が良い(早くいえば落ち着きがない)子どもでした。
君津市内の保育園を探していたけれど、どこも龍馬の落ち着きのない動きにびっくりしてしまい、断られてしまいました。
一番ショックだった言葉は「○○園という施設があります」と言われたことでした。落ち込んでいた時、仕事先で何度も見たことのある社会館の子どもたちが散歩している姿を思い出しました。
園長に会って話をすると「息子さんを今から連れてきたら」と言われました。大丈夫だろうかと不安と期待の中、保育園に。くじゃく組に入りましたが、しかし、途中入園のため、なかなか他の子どもたちと馴染めない様子。朝の登園は本当に辛かった。こんなに泣くのなら入園は辞めようかと思うほどでした。
度々、担任の先生と話していく中で、親の知らない龍馬のことが知れて、先生に任せて見ようと感じました。
やがてリズム・運動会とどれも堂々とやっていて、その姿に感動し、また涙し、日々成長していると感じました。
くじら組になって自転車旅行に、あとで行く先を聞いてびっくり!あんな遠くまで行くなんて考えられない、社会館っ子だから出来るわざ?
雪国お泊りだって行き先も分らず先生と子どもたちだけで行くなんて。普通の親なら文句が出るのに、私を含め誰も怒る親がいないというのは社会館だから?それでも不安、本人はわくわくで当日を迎えました。雪国では初体験のことばかり「何が一番楽しかった?」と聞くと「全部」ですって、不安や心配は必要なかったみたい。ほかに森の保育・竹馬・跳び箱などなどたくさんありましたが、龍馬にとって、私にとって社会館での2年間はとても充実し、成長した日々だったと思います。
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