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乳幼児のshaken baby症候群
岩手医科大学医学部小児科学講座教授 千田 勝一


おわりに


 shaken baby症候群は,わが国でも虐待疑いや,月齢にそぐわない育児行為・遊び,無意識のとっさの行動によって発生している。したがって,医療・育児関係者は本症候群の存在を認識し,乳幼児を揺さぶる危険性を広く啓発して,これを予防することが重要と考える。この目的で2002年から母子健康手帳に「揺さぶられっ子症候群」の予防に関する記載が追加された。

参考文献
1) American Academy of Pediatrics, Committee on Child Abuse and Neglect. Shaken baby syndrome: Inflicted cerebral trauma. Pediatrics 1993;92:872-875.
2) 赤坂真奈美,亀井 淳,高田 彰,千田勝一.育児過誤によるshaken baby syndromeの4例.小児保健研究 2003;62:73-80.



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