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第25回 母子健康協会シンポジウム 保育と食育
3.食の問題行動と対応
国立保健医療科学院研修企画部長 加藤 則子



前川 ありがとうございます。引き続きまして、国立保健医療科学院研修企画部長の加藤先生に、「食の問題行動と対応」ということで、お話を伺います。加藤先生は、厚生労働省で「食を通じた子どもの健全育成のあり方に関する検討委員会」のメンバーです。つい最近の子どもの食育についての基本的な案をおつくりになった方です。それでは、先生、よろしくお願いいたします。

加藤 ご紹介頂きました。国立保健医療科学院の加藤と申します。
 現在、研修企画部の所属になっておりますが、昨年の8月までは母子保健室というところにおりまして、もっぱら、母子健康手帳の身体発育のグラフですとか、紹介のあったようなことをしておりました。かつては小児科の臨床をしておりましたが、家庭の事情で研究生活に入って、約20年間になります。
 子育てと仕事を両立してきた関係で、今日お聞きくださっている保育所の先生方には過去に大変お世話になりまして、今でもそのご恩は忘れません。私はすごく育児不安が強かったのです。学校で子どもの遊ばせ方というのは教えてくれないので、わからないでいると、保育所に預けると、その間、すごく上手に遊んでくださるので、どういうふうなことをしたら喜んだかというのを、お迎えに行ったときに聞かせてもらったりして、とてもほっとした気持ちになりました。
 この20年間の私の主な仕事が、医者ではなくてグラフ書き、絵描きなんですね。母子健康手帳のグラフをつくった実績から、今度は、思春期の肥満とかやせとか、そういうのも含めて、0歳から17歳までの発育基準をつくりなさい、こういった命令を受けまして、食育検討会に入らせていただいたのですが、先生方がいろいろ貴重なご意見をお出しになり、いろいろ学ばせていただきました。そのとき学んだことを、今日、お伝えしていけたらというふうに思っております。
 今日いらっしゃってくださっている保育所・幼稚園の先生方は、いろいろなご質問を事前にくださっているようです。大変具体的なことも多いと思います。きょうお話ししていく内容の中で、そのご質問に関して、今からお話しすることをもとに考えてくだされば、多少そのご質問のお答えになるのかなという感じもしておりますので、その辺をくんでお聞きいただけるだけの話ができたらなというふうに思っております。
 「食の問題行動」という題ですけれども、結局のところ、子どもに食べさせていく上で、困ったことがあるときにどういうふうに対応したらいいかなくらいの、簡単な題に解釈させていただきました。ですから、食欲不振とか、偏食とか、遊び食いとか、そういうことについて話させていただきます。最後に思春期やせ症といってちょっと毛色の違った問題に触れさせて頂きます。思春期にやせ症になってしまうというのは、乳幼児期の心の問題ですとかそういったことが結構大きな原因になっていると、最近言われるようになったので、この際、お集まりの先生方にこそ、この問題に関心を持ってもらって、乳幼児期から予防していきたいという思いがあります。




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