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特集 対談 「なぜ今、食育か」
神奈川県立保健福祉大学栄養学科長、食育推進会議委員
中村丁次
神奈川県立保健福祉大学人間総合・専門基礎担当科長・東京慈恵会医科大学名誉教授
前川喜平


園での食育の要点


前川 小学校はそれでいいのですけれども、今度は食育という言葉を通じて、厚生労働省の雇用均等・児童家庭局が、平成15年6月に「食を通じた子どもの健全育成(いわゆる 『食育』の視点から)」ということで、「楽しく食べる子どもに−食からはじまる健やかガイドライン」というのをつくられました。
中村 そうですね。
前川 これについて先生、保育園とか幼稚園で、食育の要点はなんですか、栄養だけではなくて。
中村 味覚の形成期なので、一番大事だろうと思います。やはり幼稚園、保育園というのはまさに味覚形成がされる時期です。よく私たちは、舌へのプリンティングと言います。
前川 刷り込みですね。
中村 ええ。この刷り込みを間違ってしまうと、一生その人はちょっと食事がおかしくなりますので、刷り込みを正しくするという意味では、幼稚園、保育園でちゃんとした食事の教育が必要であろうと思っています。
前川 そういうのをしっかりしろ、ということですね。
中村 そうです。



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