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第27回 母子健康協会シンポジウム |
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子どもが育つ保育 |
1.ふれあいの意味
神奈川県立保健福祉大学教授歯科教授
東京慈恵会医科大学名誉教授 前川 喜平 |
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ふれあいとは |
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「ふれあい」とは何か、それは人と人が直接ふれあう生身のコミュニケーションの事です。決してEメールとかそういうこととは違うということです。英語ではタッチ(touch)と言います。実際には、抱きしめたり、抱き合ったり、さすったり、揺すったり、声をかけたり、見つめたり、母乳を与えたり、笑顔などの広義のスキンシップで、人間の重要なコミュニケーション手段の一つと考えられております。
ふれあいは、赤ちゃんに必要な生物学的ニードで、タッチケアのTをとって「ビタミンT」とも言われております。これは子どもが育つ太陽の光に喩えられています。我々人間は太陽がなかったら生きていかれないですね。子どもも、ふれあいがないと生きていかれないという意味です。では一体、どうしてそうなのかの意味をこれからお話しいたします。
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