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第27回 母子健康協会シンポジウム 子どもが育つ保育
2.園におけるタッチケアの実践
聖マリア病院母子総合医療センター育児療養科長
吉永小児科医院副院長 吉永 陽一郎



吉永 吉永でございます。こんにちは。
 今日は、ふれあいの方法、ふれあいの大切さというテーマですが、その一つのヒントとして、タッチケアのご紹介をします。
 まず、ふれあいだとかタッチケアが、私たち母子にかかわる者にとってどういう意味を持つのかということを、私なりに考えてみます。
 私は、「育児支援」ということで、「育児不安何でも相談所」のような仕事をやってまいりました。十二年前に育児療養科という、育児相談、育児不安専門の診療科をつくって、お母さんたち一人に一時間ずつ時間を取って、「先生、こんなことがあったんです。」「こんな事が不安です」といったお母さん達のお話しに、「それは大変でしたね。そんなことがあったんですか」と、お母さん達の話を聞くということを中心に仕事をやってまいりました。
 いろいろな相談が来ます。歩かない、話さないという相談から、一時間ぐらいずうっとお話しになって「だから旦那と別れようと思うんだけど、どうしたらいいか」という話だとか(笑)、「一人目の子どもを突然死で亡くして、二人目が欲しいけれども、またいなくなると怖いからどうしよう」という話だとか、便秘の話もありました。三つ子の三番目の子を愛せないという話の時には、「そう、お母さん、だけど、どうしても愛せないものはもうしようがないよ」と言いましたら、お母さんのほうが、「いや、それじゃいけないでしょう」(笑)とおっしゃいます。英語の成績が伸びませんという話だとか、いろいろなものがあるわけですが、そういう仕事をしてきました。




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