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お子さんが小柄である事が気になったら
大阪大学小児科学教授 大薗恵一先生



1.はじめに成長とは


 おとなと違って、子どもたちは毎日大きくなります。大きくなるということは、身長や体重が増えていくことを意味し、これを成長と呼びます。これに対して、立ったり、歩いたり、話したりなど、いろいろなことができるようになることを発達といいます。こどもの身体が成長していくのは、主として脚や背骨などの骨が大きくなるからです。もちろん、皮下組織や筋肉、心臓等の臓器も大きくなります。
 身長は個性の一つであります。皆が同じ身長である必要は全くありません。多少背が低くても、元気で生き生きと生活できていれば、その子をそのまま受け入れてあげる必要があります。しかし、背が低い子の中には病気が隠されている場合があり、治療を受ける必要のある子がいます。どういう時に身長が低いと考えれば良いのか、どういう子が小児科を受診すれば良いのかを知るための手助けになるようにこの文章を書いてみました。




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