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子育ては皆で楽しく |
NPO日本子育てアドバイザー協会 理事長
国際医療福祉大学 客員教授 熱海病院小児科
木下敏子 |
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日本子育てアドバイザー協会の成り立ち(3) |
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●講義内容、カリキュラムはどのようなものですか?
年に3回、1月期、4月期、9月期と講座参加者を募集し、初級、中級、上級とレベルが上がっていくごとに専門性を増していきます。各過程は1回2時間、3カ月間で12時間の講義を行い、トータル36時間で上級まで修了します。その後認定テストに合格すれば、子育てアドバイザーの資格が得られるわけです。順調に全課程を修了すれば、ほぼ1年かけて「資格認定」を受けられるシステムです。
主な講義内容は、初級では「胎児から思春期までの子どもの発育と母子関係論」が中心で、中級では「アドバイザーの現場と親への対応」を中心に学びます。そして上級になると「ロールプレーイングによる実技・演習」が中心です。初級・中級では基本的な講義の他に時代のニーズに応えられるようにその時その時に必要な講義も行います。そして最後に認定テストを行い適性も併せて審査し、合格した方に認定証を授与しています。認定テストに落ちてしまった場合でも救いの道はいろいろあります。例えば、追試をしたり、補講を行ったりします。大事なことは、落ちたからダメというのではなく、どこが悪くて落ちたのかを理解して、その部分を見直すことで、より素晴らしいアドバイザーになってもらうことです。試験でダメだった部分を補講や追試で強化しているので、アドバイザーとして社会に出たときに、役に立ったと感謝されることも多いのです。また、追試は楽しい雰囲気で自分の弱点を見直せるので、合格した方が受けたいと希望することもありますがその場合は無料です。そのようなキメの細かい講座を通して実力をアップするように心がけています。
また、男性の方にはぜひ受講して資格をとっていただきたいと思います。子育ての全課程に父親が関わることはとても重要です。母親にとっても父親が理解して協力してくれることは心強く、子どもによい影響をあたえるものですから。
子育てアドバイザーの資格を取った上で、さらに勉強したいという方のため、スーパーバイザー養成講座やブラッシュアップ講座があります。スーパーバイザーになると、アドバイザーとして働いている方々のスーパーバイズをすることできます。スーパーバイズのシステムがあることにより、アドバイザーは安心して子育て相談にのることができます。
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