おわりに
小児の便秘症では、早期の診断や十分な治療が行われないと、悪循環によってより頑固な便秘に進展することも少なくないです。したがって、排便回数の減少や排便困難を認めた場合は、患児のみならず親の十分な協力のもと、まず必要であれば便塊除去を行い、排便日誌をつけさせて生活指導や食事・薬物療法を適切に行っていくことが必要です。
順天堂大学大学院医学研究科
小児思春期発達・病態学講座 主任教授
清水 俊明
小児の便秘症では、早期の診断や十分な治療が行われないと、悪循環によってより頑固な便秘に進展することも少なくないです。したがって、排便回数の減少や排便困難を認めた場合は、患児のみならず親の十分な協力のもと、まず必要であれば便塊除去を行い、排便日誌をつけさせて生活指導や食事・薬物療法を適切に行っていくことが必要です。