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寄稿 「こどもの発熱の原因とその対処法」

九州大学大学院医学研究院 成長発達医学分野 小児科教授 原 寿郎先生

緊急性の判断

まず緊急の処置を要するものか否かを判断するため患児の全身状態、意識、バイタルサイン(呼吸、循環、体温、血圧)、出血傾向などを確認します。41℃以上の体温では迅速な対応が必要です。乳幼児では、①刺激過敏性、反応性低下、傾眠傾向、視線が合わない、②チアノーゼ、蒼白、③脱水所見、④弱い泣き声、泣き続ける、⑤ミルクを飲まない、食欲低下、⑥微笑みがない、に加え活気、表情、筋緊張、皮膚色、易刺激性などにも注意を払います。

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