2.2~3ヶ月以降の赤ちゃんから乳幼児へのタッチケアの方法【文献5】(3)

(2) 仰向けでのマッサージ

顔または足いずれから始めてもよいでしょう。

ここでは顔からご紹介しますが、触れられることに慣れていない赤ちゃんや、ちょっぴり落ち着かない赤ちゃんには、足(足首)を支えて足をゆらゆら動かすことから始めてもよいでしょう。

  1. ① かお(図2)
    • ひたいやまゆげの下、目の下、ほおをそれぞれ中央から両外側に向ってマッサージします。
    • 耳の後ろからあごの中央に向かってマッサージします。
  2. 図2 かお図3 むね・おなか
  3. ② むね(図3)
    • 胸に手を置き、ハートを描くようにマッサージします。
    • 片手ずつ、それぞれ肩からおなかにかけて対角線方向になで上げ、ふたたびなで下ろします。
  4. ③ おなか(図3)
    • おなかの緊張が強い時には、そっと手を置いて緊張が解けるのを待ち、徐々にやさしく動かしていきます。
    • ペダルを漕ぐように手と手を重ねるようにして、上から下へなで下ろします。
    • 両手で時計回りの方向に円を描くようにマッサージします。

引用文献

5.日本タッチケア協会(2010).タッチケアマニュアルⅡTouch care Manual. 乳幼児編.