3.赤ちゃんや子供をよりよく理解するためにサインをキャッチ【文献6】
タッチケアを行うとき、赤ちゃんや子供から「もっと遊んでのサイン」と「いやいやのサイン」が出ています。明瞭なサインもありますが、小さなサインもあります。キャッチすることがタッチケアの助けになります。
(1) 遊んでのサイン
- ① 明瞭なサイン
- 笑う
- お母さんの顔を見ている
- 手と足の動きがスムーズである
- お母さんに向かって手を伸ばしている
- お母さんのほうに顔を向ける
- 声を出す
- のどを鳴らす
- 話しかける
- ② 小さなサイン
- 眉を上げる
- 目が大きく見開き、輝いている
- 顔が輝いている
- 頭を持ち上げている
- 手が開いて指を少し曲げている
(2) イヤイヤのサイン
- ① 明瞭なサイン
- 顔をそむける
- 全身の皮膚の色が青くなったり赤くなったりする
- 泣く
- ぐずる
- しゃっくりをする
- 吐き出す
- 眠ってしまう
- もがいたり、足をばたばたさせる
- ② 小さなサイン
- 目をそらす
- 呼吸が速くなる
- あくびをする
- 顔にしわがよる
- とろんとした目つきになる
- 眉をひそめる
- 手を頭や首の後ろ、耳や口に持っていく
引用文献
6.NCAST: Nursing Child Satellite Assessment Training
子どもの発達を促し、養育者ー乳児間の相互作用をアセスメントするためのスケール
ワシントン大学看護学部、人間発達・障害センター Kathryn Barnard
東京医科歯科大学 小児・家族発達看護学教授 廣瀬 たい子