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座談会「子どもとおやつ」

前川私と逆ですね。吉田先生、何かありますか。

吉田おやつの問題ということで、また後で話が出るかと思いますけれども、場合によってはおやつが間食のようになってきているところに、主食に対する影響が生まれてくる。そういうふうな悪影響もあるだろうと思います。間食というのは、間に入れる必要な食べ物、おやつは軽めのもの、楽しみのためということですが、おやつにパンとかおにぎりが入ってくると、主食が食べられなくなる。そういう“おやつの間食化”という問題もあるのではないかなと思います。

前川面白いですね。どうですか、太田先生、おやつの間食化。

太田年齢によって違うと思いますけれども、例えば、9カ月ぐらいになると食べ物にさわろうとして手づかみしたい意欲が出てきますね。しかし、その時期の離乳食はベタベタしていますので、さわってしまうと手づかみを嫌がってしまうということがありますが、「赤ちゃんせんべい」や「たまごボーロ」などのおやつなら楽しんで握れるということがあります。

1〜2歳のころは、遊び食い、ムラ食い、ばっかり食いなどや、好き嫌いもが出てくる時期です。そういった理由から食事がきちんととれないならば、おやつは補食として大事なものになります。そこでこの時期のおやつには乳製品、果物やご飯のような主食のものが必要かもしれません。

3歳以降になると、今度は「お楽しみ」ということが増えていきますので、ポテトチップス、ポッキー、アイスクリームなどのお菓子からもいろんな食体験をしていく時期だと思います。このようにおやつは年齢ごとにいろいろ考えていけばいいと思います。

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