前川ここでちょっと、間食、あるいはおやつでもいいんですけれども、メリットとデメリットについて考えてみたいと思います。吉田先生、どうですか。
吉田メリットの一つは、先ほどお話ししたように、主食では味わえない味覚、食感を体験して、それらの感覚が発達する、そういうメリットがあるわけですね。あるいは、おやつはどちらかというと好きなものを選べるということがあるので、主食では少し我慢しなくてはいけないわけですが、子どもの主体性を発揮して選べる。これも大事なことだと思います。ただ、それをやり過ぎると、子どもの勝手になってしまうというのがあるわけですが、ある程度認めると、「主体性を伸ばす」という利点もあろうかと思います。
デメリットは、先ほどから出ているように、量が守れないとか、内容が守れないとか、偏るというのが加わってくると、デメリットになるというふうに思いますが。
前川あとは、ふれあいとかコミュニケーションですね。仲間と一緒に食べる楽しさ。デメリットは、内容と回数によって虫歯に影響しやすく、むしろ食欲がなくなって主食にかかわるとか、幾つかいろんなことがあるんじゃないかと思います。