喫煙する妊婦から生まれた子どもでは、出生直後から呼吸機能の低下がみられ、脳の呼吸中枢の機能障害によって睡眠時無呼吸を起こす頻度が高く、乳幼児突然死症候群(SIDS)の危険性が高まります。妊娠中の喫煙本数が多いほど、SIDS発症率が高くなることも知られています。
その他にも、喫煙する妊婦から生まれた子どもは、白血病、悪性リンパ腫、ウィルムス腫瘍などの悪性腫瘍や脳室内出血などの発症率が高く、呼吸器疾患による死亡率が高いとの報告や、喫煙する妊婦から生まれた女児は、将来不妊になる率が高いとの報告もあります。