⑴ 低身長あるいは身長の伸びが悪い場合(図2A)
- ■:急速に伸びが悪くなる場合は、脳腫瘍によるものや、虐待や愛情剥脱症候群などが隠されていることがあります。
- ●: −2SDの曲線に沿って身長が伸びているような場合は、体質性の低身長である場合が多く、両親や家族内に小柄な方がいる場合があります。
- ▲:4歳過ぎに次第に身長の伸びが悪くなり、低身長が明らかになる場合は、成長ホルモンの分泌が悪い場合があります。
- ◆:乳児期より低身長が明らかでその程度が大きい場合はいろいろな理由が考えられます。例えば染色体の異常(女児ではターナー症候群が多い)、甲状腺ホルモンの異常などの内分泌異常や、そのほかの先天的な異常を骨格を始め様々な器官に持ってる時はこのような低身長を呈します。