保育所・幼稚園における「育てにくさ」への対応(14)
保育者にとってはあまり感じないというお子さんでも、おうちに帰ると、お母さんは非常に子育てするのにてこずっていて、それで病院にいらっしゃる方も中にはいらっしゃいます。比率として多いのは、やはり保育所・幼稚園でうまくやれなくて、でも、親御さんはあまり家庭では感じないという方。保育者の感じ方も、親にとっては全然感じない、さっきご紹介したようなお子さんは多いかもしれませんが、保育者にとってはやはり育てにくいなと感じるというもの。周囲の感じ方は、周りのお友達。これは年齢が上がったお子さんのことですけれども、周囲からは非常に迷惑だとか奇妙だとかということに見られてしまう。一緒にやっていくのが難しいような方も、本人は感じていないこともあるわけです。
ですから、この「育てにくさ」という言葉は、繰り返しますけど、やはりどう感じてもらうかという話ですから、非常に微妙でして、それも互いがどう感じるかというところに気づいていく必要があるのかなと思います。
オーバーしましたが、以上で終わらせていただきます。
前川 どうもありがとうございました。
育てにくさへの対応について、幅広いお話、ありがとうございます。
特に何かご質問ございますか。もしございませんようでしたら、これから休憩時間になります。休憩の間にシンポジストへのご意見や質問をおかきください。