総合討論(8)

1つは、子どもの障害やお子さんの状況を理解することを拒否される。薄々はわかっているんですよ。だけど認めたくないということで、拒否される親御さん。

それから、障害のあるなしにかかわらず、そのお子さんのご兄弟に関してもそうなんですけど、非常に子育てに不安を持っている親御さん。2つ目のタイプです。

3つ目のタイプに、子育てスキルそのものが低い。子どもをどういうふうに育てたらいいかという知識をあまりお持ちではない。「えっ、それ、常識でしょ!?」と先生方から言うようなことでも、「そうなんですか。インターネットに出てなかったけどなあ」というふうにお答えするような親御さん。

4つ目に、過剰にお子さんのことを心配されて、かかわり過ぎる。だから、保育園に行っているというのは、ご両親で働いていらっしゃって忙しいのだろうなと思うのですけど、保育園に行っているにもかかわらず、習い事も夕方、夜、いっぱい行かせたり、何とか教室に通っているなんていう、子どもに対してのいろんなことを過剰に行うタイプ。

5つ目に、残念ながらお子さんへの養育に、いろんな原因がありますが、育児意欲がなくて、ネグレクトですとか、または不本意に虐待をするというタイプ。

だから、お子さん自体を理解するのを拒否される方と、子育てに不安を持っている親御さんと、子育てスキルそのものが低い親御さんと、過剰に子育てをいろいろと持ってきてやりたがる方と、虐待、ネグレクトをなさるというタイプがあります。これは親自体の問題です。