⒋ 発達障害、発達障害類似の症状(2)

(3) 幼児期の病歴

  1. ① 運脳機能
    • * 粗大運動発達:走る、登る、ジャンプができない(2〜3 歳)。
    • * 協調運動:三輪車こぎ(3歳)、けんけん、スキップ(4歳)。縄跳び(6歳)ができない。
    • *微細運動:はさみ、箸が使えない(3〜4 歳)、折り紙を折れない(4〜5 歳) それから言語機能では、家庭内での会話は理解していない。指示を数個出すと抜けてしまう。絵本の内容を理解していない。
  2. ② 言語機能
    • *家庭内での会話は理解しているか
    • *指示を数個だすと抜けてしまうことがある
    • *絵本の内容を理解していない
    • *言語理解が悪いときの子どもの例として、絵本の読み聞かせをしても、どんどんページをめくる。質問しても無視して、自分が関心のあることだけを話し始める、などの特徴があります。
  3. ③ 幼稚園や保育園での様子

    ひとり遊びが多い。順番が守れない。マイペースで遊ぶ。思いどおりにならないとかんしゃくやパニックを起こす。友達と一緒に遊べない。友達についていけない。社会性の発達と友達とコミュニケーションがうまくとれない。道順、持っていくものにこだわりが強い。椅子に座っていられない。椅子に座っていても手足を動かしたり、じっとしていない。落ちつきがない。迷子になったことがある。それから、顔の絵が描けない。ものをまねて描けないなどです。