⒊ 子育ての本質と最近の子育て事情

子どもはふれあいにより育つと言われております。正常の個人差、保護者の経験不足、親が発達障害、精神疾患などで子どもと十分にふれあいがなされないと、発達障害あるいは発達障害類似の症状を呈するようになります。

乳幼児は泣いたり、声を出したり、笑ったり、目を見たりなどしてサインを出します。養育者や親がサインに気づいて適切な対応をしないと、乳幼児の心、社会性の発達は育ちません。

次に、最近の保護者の養育態度により、発達障害や発達障害類似の子どもたちが次の理由によって増加しております。

  1. ① 発達障害や精神疾患の保護者に育てられている子どもが増加しています。
  2. ② 携帯やスマホ時代に育てられ、保護者がどうふれあってよいか、遊んだらよいかわからない、我が子に育てにくさを感じている親も増加しています。
  3. ③ 要支援家庭で、保護者が子どもとのスキンシップが十分になされていない子どもも増加しています。これらの子どもたちは、親の回避感情により虐待のリスクもあります。

子育ての現場において、最近、心配なことが起こっております。子どもが泣いているのに携帯やスマホに夢中になって、子どもの相手をしない乳母車の母親、自分の子どもとどうかかわってよいか、どう遊んだらよいか、わからない母親が増えております。

普通、外出するときに親子は手をつなぎながら楽しく話しながら行きますが、親が先に歩いて行き、別のことをしていて、子どもがそのあとを別のことをしてついていくという姿が増えております。さらに、保育園やお使いに行くときに、自転車で行くのはいいのですが、ほとんど会話がなくそのまま行って、いわゆる親子のふれあいの少ない子どもが見られます。携帯やスマホの時代に育った親は、子どもとのふれあいが不十分で、どうかかわったらよいか、遊んだらよいかわからないのです。これらの子どもたちは発達障害類似の症状を呈します。

次に、発達障害、発達障害類似の乳幼児に見られやすい症状について、簡単に述べさせていただきます。