前川(座長)小児科医です。50年以上、臨床をやっております。小児神経が専門分野ですが、発達神経学に興味を持ち、正常、境界、脳性まひ、知的障害児などが養育環境と関わりながらどのように発達して行くかに関心があります。乳幼児健診の神経学的チェック法などの仕事もしております。
今していることは日本タッチケア協会名誉会長としてふれあいの科学的裏付け、地域におけるハイリスク児の支援システムの構築、両親学級、育児相談、一次、二次乳幼児健診などの他に全国市町村予防接種従事者の電話相談、予防接種健康被害者保健福祉センター運営委員長、おしゃぶり・指しゃぶり・母乳など子どもの口と歯の問題を検討し現時点での考え方をまとめる小児科と小児歯科の保健検討委員会長など依頼されたことを多岐にわたり行い、子どもの健全育成を目的としてやっております。最近は支援システムの構築より、個々の親の支援を行っております。そのときに同席した保健師、理学療法士、受付など多職種の意見を尋ねると、問題点の把握や総合的判定に非常に役立つと感じております。
グリコの母子健康協会については20年近く理事として年1回に公開シンポジウムの企画などを行なっております。