以下の3つが感染症予防の基本で、いずれか一つが達成されれば感染症は予防できるということです。
【1】 感染源対策:患者の隔離、病原体の排除、消毒などで、病原体がなくなってしまえば感染しないわけです。
【2】 感染経路の対策:マスク、手洗い、手袋、上下水道の整備、汚物処理などで感染経路がなくなれば、これも感染しないわけです。
【3】 感受性ある人への対策:感受性があるというのは、病気の抗体を持っていない、感染しやすい人です。これの最も有効な手段が予防接種です。
受動免疫というのは、例えば、はしかの子どもと接触して、予防接種が間に合わないときに、はしかの抗体が入っている免疫グロブリン製剤を注射するのが受動免疫です。