今日の座談会のテーマを「子どもの心を守る」にしたほうがいいのか「心を育てる」が良いのかについて、一言ずつ発言をいただきたいと思います。冨田先生から。
冨田私は、当然「育てる」だと思います。
前川うれしいですね。山口先生、いかがですか。
山口私も「育てる」がいいかなと思っています。
前川どうですか。
水岡常に私たちは保育をしているという現場の立場で言うと、やはり「育てる」という形なのかなと思います。
前川正高先生、いかがですか。
正高「育てる」ほうが、好ましいと思います。
前川私はここへ来る前に「育てる」というと、未だ何かやることがあるという希望的な考えだと思うのです。ところが養育環境が駄目になり壊れているから、せめて守るという悲観的な意見も出てくるのかなと思っていたのです。意外と皆さんは夢があって、なにかしよう、希望がある、感激しました。それでは、テーマを「子どもの心を育てる」ということにしましょう。