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財団法人母子健康協会 第32回シンポジウム 「保育に必要な予防接種の知識」
2.「乳幼児期に必要な予防接種と接種スケジュール」

国立感染症研究所 感染症センター長 岡部信彦先生

【表12】、【表13】も同じような分類の仕方ですけれども、これも標題の下を見ていただくと、「乳幼児の予防接種スケジュール(例:その3)単独接種を希望する場合」。それから医療機関によっては、私のところはまだ単独接種で同時接種はやっていません、というところもあります。

表12 乳幼児予防接種スケジュール

表13 乳幼児予防接種スケジュール

そうなると、【表12】の上の段を見ていただくと、ロタウイルスが6週で飲んで、B型肝炎を10週でやって、11週でHibをやって、12週でPCV7、肺炎球菌をやって、13週でDPTをやって、毎週毎週、医者通いをやらなくてはいけなくなります。合計回数29回。これは、かぜもひかずに何にもなかった場合ですから、ロタウイルスをやるつもりで行ったら、翌日から下痢したというのはこういうときにあり得るわけです。しかし、人によってはいろいろなやり方があるので、そういう場合にはこれを見せる。そして「数はかかりますけれどもいいですね」ということを一応お断りしなくてはいけない。

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